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人は一生に一度胸おどる旅にでる
りゅうたま公式ブログ
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りゅうたまスタッフが贈る、
「船旅」をテーマにしたオープンキャンペーンが、7月よりスタートします!

帆船で諸島を巡る壮大な旅へ、あなたも参加してみませんか!?

■場所
東京神田「テーブルトークカフェDaydream」
http://trpgtime.cool.ne.jp/first/index.html

■日時(毎月第1土曜日に開催されます)
2008年7月5日 土曜日11:30~17:30

※テーブルトークカフェDaydreamの
 通常の利用料金(240円/30分)が発生します。

■募集人数:5名まで。初心者の方対応します!
 参加希望の方はこちらの「テーブルトークカフェDaydreamカレンダー」
 へのコメントをお願いします。

■キャラクター作成:
第1話では初期状態のキャラクターを作成して頂きます。
オープン・キャンペーンですので、
途中参加のPCには竜人(GM)の裁量で今まで行ったセッションのうち、
参加していない分の経験値が加算されます。
その経験値を使ってキャラクターを成長させてください。
ただし、Lvを上げてもらった後の、残った経験値は切り捨てるものとします。
全6回ほどのキャンペーンを予定しており、途中からの参加もOKです。


公式オープンキャンペーン【りゅうたま見聞録】

これはある一冊の旅日誌を巡る、不思議な不思議な物語。

りゅうたま世界のいずこかにあるという“ムンデルト諸島”。
大きな島は大陸ほど、小さな島は半日で1周できるほど。
そんな大小さまざまの島々が寄り集まった場所。

諸島の中央地方には、諸島の中でもっとも繁栄する巨大都市クレタナを
有する新興の帝国“諸島の火種”ピローニア。
かの国は横断困難な銀波海(ぎんなみかい)を
自由に移動する手段を求めて、諸島中に人を送り込んでいる。
その結果、あちこちで大小さまざまな問題が巻き起こりつつあるという。

西方、美しいサンゴ礁に囲まれた湖・レイクウドゥの真ん中に浮かぶ、
神秘の楽園・リーティラ。
ソルトクリスタルと呼ばれる輝く岩塩と決して溶けることのない氷が眠る洞窟や、
七色の水が流れる滝など、世界中の旅人が一度は訪れることを願うという。

東方、幾百もの船舶が寄り集まって一つの国を形成する、
海の民の王国・ユーグルスールス。
この国でもっとも優れた船乗りは、海の遥か向こうにある大陸とも交易を行い、
莫大な富と珍奇な品々を諸島にもたらすという。

南方、かつて繁栄を極めた王国の遺跡が数多く眠る、
前人未踏の密林島・ママルカ諸島。
密林の奥には、オリハルコンで出来た巨大な四季の竜の像と、
それを守護する謎の獣がいると言われているが、
その姿を見て生きて帰ってきた者はいない。

北方、一年を通じて氷に覆われた極寒の海に存在する巨大ツノクジラと、
それを素手で狩ることを成人の儀式とする、謎の民族・ゲルト氷原族。
彼らは船を使わずに氷の海を移動し、
吹雪の中でも自由に動き回れるという。その秘密は門外不出だと言われているが……。

島と島を遮る銀波海は複雑な流れを持ち、
結果それぞれの島には固有の気候、動植物、文化などが育まれたが、
人々はごく限られた場所のみをかろうじて移動することが出来るだけだった。


当然、全ての島の事を知るものなど誰もいなかった。
高名な冒険家、熟練の旅人、優れた賢者。
多くの旅人が諸島中を巡ったが、ついぞその偉業を達成することはできなかった。
そんな中、一人の老いた魔法使いが一冊の本を作り出した。
彼はその本に魔法をかけ、こう言った。

「この本は、旅するものたちの手から手へと渡っていく。
 彼らはこの本に旅の記憶を書き残し、また別の人に手渡すだろう。
 この本はムンデルト諸島を巡り、そしていつの日か、
 この本には島の秘密の全てが書き残されるであろう」と。

そうしてその本は世に放たれ、旅人の手から手へと受け継がれはじめた。
いつしか旅人たちの間である噂がまことしやかにが囁かれる。
この世界の全てを書き連ねた本、
すなわち、「りゅうたま見聞録」の存在を……。


【第1話】「序章 渦潮の港ルパイラ」

「渦潮の港ルパイラ」。周囲の島々から特有の不思議な物産が集まってくる、
この地域一の賑やかな町。
この港には、普段ならばたくさんの船や海を移動する騎乗動物たちが停泊している。
だが今それらの姿はない。

今の季節、海には大きな渦潮がいくつも発生し、船などの通行を妨げるためである。
渦潮は海の竜が海底で眠っている証であると言われており、
この時ばかりは船乗りや漁師たちも海の竜を起こさないようにと、
海に出ることはない。

しかし、中には渦潮を超えて移動しようとする者達もいる。
そういった旅人たちは、渦潮の海を渡る方法を求めて
一軒の酒場を目指すのだという。
あなた達もまたそういった旅人であった。
だが、あなた達が他の旅人と違う所が一つだけある。
それは、つい先ほど市場の片隅で手に入れた不思議な一冊の本を持っていることだ。

あなた達はまだ知らない。
その本が、あなた達を今まで誰も経験したことがない、大いなる船旅へと誘おうとしていることに。
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